エンジニアに求められる資質として大きいのが、柔軟性です。これは特にIT業界においては重要度の高い資質と言えるでしょう。というのも、ITにおける技術やニーズというのは、かなり速いテンポで変化しているからです。
プロジェクトに取り組み始めてから完成するまでに、より良い仕様が提唱されたり、進めてきたやり方ではセキュリティー上の問題が生じることが発覚したりということはよくあります。たとえ進行中のプロジェクトであっても、柔軟に調整をしていける柔軟性がないと、最終的に良質の開発ができません。
また、エンジニアには考え方自体にも柔軟性が求められるものです。いわゆるいつものやり方を繰り返すのではなく、よりシンプルに開発できる手法や、少ない工程で完成させられるプロセスを考案することは、エンジニアにとって武器となる能力です。
実際に、すでに普及しているプログラミング言語であっても、同じ内容でもより簡潔に記述できる言語が開発されるケースが多く、すぐに業界全体でそちらにシフトしていく傾向が見られます。
柔軟で固定観念にとらわれないエンジニアこそが成功しやすい業界と言えるでしょう。
他にも、セキュリティーという面でも柔軟さは重要となります。企業の業務システムにしてもインターネットサイトにしても、サイバー攻撃の被害のリスクが高まっています。
そのため、単にクライアントの要望を満たす機能を付ければ良いわけではなく、様々な危険を予測してセキュリティー対策をしなければなりません。
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